巨石信仰

巨石信仰の対象となる石にも様々なものがありますが、最も分かりやすいのは「自然にある巨石・巨岩には、神が宿っている」と考えて信仰する
ことです。日本では神の宿る巨石・巨岩は「磐座(いわくら)」と呼ばれ、特別視されてきました。
磐座とは岩でできた座席であり、そこに神が降りてくるので、その岩がある場所で祭祀が執り行われます。

日本でさほど大きくない石を調べてみました。

福山市にあるもの

石を立てて作る「立石(メンヒル)」、立石を並べた「列石(アリニュマン)」、列石を円環状に配置する「環状列石(ストーンサークル)」などが代表的
海外ではイギリスの「ストーンサークル」がある。長い時をかけて成長した巨木は自然を象徴する存在である。
巨木を「聖なるもの」としてまつる行為は人間の信仰の中でも最も初源的なもののひとつと考えられ、日本においても巨木がご神木・ご神体として崇められ、
伝説や伝承が語り継がれる存在である例は数多くみられる。

久谷地区に見られる巨石信仰と思われるものを2つ取り上げてみる。原型は想像もつかない。複数の石が置いてあることからなにかの形をしていたはず。
場所はこの近くで道路建設をしたときに、おびただしい縄文土器が出てきたことから、相当な数の住人がいた可能性がある。

彼方に見えるのは久谷中学校 左の巨岩から100m東側


巨木信仰

自然にある巨石・巨岩には、神が宿っている」と考えて信仰する。


磐座とは岩でできた座席であり、そこに神が降りてくるので、その岩がある場所で祭祀が執り行われてきたわけです。石を立てて作る「立石(メンヒル」、
立石を並べた「列石(アリニュマン」、列石を円環状に配置する「環状列石
」(ストーンなどが代表的。海外ではイギリスの「ストーンサークル」がある


長い時をかけて成長した巨木は自然を象徴する存在である。巨木を「聖なるもの」としてまつる行為は人間の信仰の中でも最も初源的なものの
ひとつと考えられ、日本においても巨木がご神木・ご神体として崇められ、伝説や伝承が語り継がれる存在である例は数多くみられる。



巨木の存在は人々の生活や地域社会の連帯にも影響を与えていることがうかがえるが、なぜ巨木はそのような精神的な効果を及ぼすのであろうか。
その理由を理解するためには、巨木の特徴をさまざまな側面から整理し、日本人が巨木から受ける精神的なイメージや「聖なるもの」と感じさせる
根本的な要素を明らかにする必要がある。人は、大地に深く根を張り、
天に向かって立ち上がっていく巨大な樹木を、天と地を繋ぐ媒介と考え、あるいは天の声を伝達するものと考えた節がある。

47番札所の八坂寺に向かう途中ににある。 江戸時代の落雷で木が割れたという。
久谷町中組。一遍上人の閑居跡が近い。 立派なお室にはしめ飾りが見える。





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