久万近道
この道は明治のときにできた重信橋を通ってきた人々が、今も残る国道33号線(古くは松山官道という)を歩いて
高知県方面に行くのは大変時間がかかった。少々険しくとも時間短縮ができる土佐街道を選んだ。官道から土佐
街道をつなぐ道を「久万近道」という。
また金毘羅街道や久米街道から土佐街道への接続点でもある。地図の上に矢印で示した場所から久万近道は、
土佐街道と久米街道の便宜のために分岐する。2本ある上のほうは上野中組を通過して、古市橋を越えると久米
街道に合流する。
一方、下のほうの道路は西野の庄屋宮脇家の北側、八塚を経て土佐街道に出会う。
地図の番号は写真の番号に一致させている。
(画像をクリックすると拡大できます。)
砥部街道
この街道は砥部町から広田・小田に続く県道219号線を抜けて国道379号線を利用し、久谷に来る人が遠い砥部町原町土段(どんだ)を
さけて、もっぱらこの街道を利用した。
恵原からは写真1に見る通り土佐街道にある文殊院の北側20mの場所から、御坂川の北東に住む人は古市橋を渡って土佐街道に出る。
砥部からは動物公園入口前にある旧国道33号線を利用する。