久万近道

この道は明治のときにできた重信橋を通ってきた人々が、今も残る国道33号線(古くは松山官道という)を歩いて
高知県方面に行くのは大変時間がかかった。少々険しくとも時間短縮ができる土佐街道を選んだ。官道から土佐
街道をつなぐ道を「久万近道」という。

また金毘羅街道や久米街道から土佐街道への接続点でもある。地図の上に矢印で示した場所から久万近道は、
土佐街道と久米街道の便宜のために分岐する。2本ある上のほうは上野中組を通過して、古市橋を越えると久米
街道に合流する。
一方、下のほうの道路は西野の庄屋宮脇家の北側、八塚を経て土佐街道に出会う。
地図の番号は写真の番号に一致させている。

                                               (画像をクリックすると拡大できます。)


 1 旧国道33号線のここが久万近道の起点。  2 うっそうとした雑木林だった「どんだの坂」
   もすっかり開発された。墓地のみが昔を
   伝えている。
 3 今も残る「久万近道」「荏原村」への道標。
 4 道標から「どんだ」方面を見る。  5 上野で昔栄えた「中組」方面。  6 中組は現在でも道の両側に多くの家が
   残っていて、往時をしのばせる。
 7 中組から久万近道を見る。左は曹洞宗の道旧寺。  8 久米街道直前の合流点。左折する。  9 御坂川にかかる古市橋。
 10 土佐街道を結ぶ別の久万近道。  11 西野村の庄屋宅・宮脇家。  12 前方が土佐街道。




砥部街道

この街道は砥部町から広田・小田に続く県道219号線を抜けて国道379号線を利用し、久谷に来る人が遠い砥部町原町土段(どんだ)を
さけて、もっぱらこの街道を利用した。
恵原からは写真1に見る通り土佐街道にある文殊院の北側20mの場所から、御坂川の北東に住む人は古市橋を渡って土佐街道に出る。
砥部からは動物公園入口前にある旧国道33号線を利用する。

 1 久谷側の砥部街道入口。手前左に昔は
   常夜灯があった。
 2 西野にあるお地蔵さん。
      昔の旅人はこの前でお祈りをして、通過
    したことだろう。
 3 右は「こどもの城」の道路。左側が砥部街道。
 4 通谷池(とおりたにいけ)の右側の道路に
   沿って前進する。
 4 少し通った地点から池を見る。  この池の名前。「とおりたにいけ」という。 
  5 通谷池を半周した地点にある分岐点。
     右側の狭い道路を進む。
 5 大体150mくらい下がったら、舗装されて
   いるが昔のままの姿が残っている。
 6 ここが終点。この反対側は国道33号線。


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